今回の記事では、奥入瀬渓流を効率よく散策するプランをご紹介します。
奥入瀬渓流とは
青森県の十和田湖近くにある渓流です。奥入瀬渓流がどんなところは、こちらの公式HPをご覧ください。
前提
私は2022年7月に2泊3日で奥入瀬・三沢を旅行しました。この旅行で奥入瀬渓流の散策を行ったのは、2日目の午前中です。奥入瀬渓流エリアはいろんな観光ポイントがあり、渓流散策にかけた時間は約半日です。
2泊3日の旅行についてはこちらの記事をチェックしてください。
奥入瀬エリアには、渓流以外にもたくさんの見どころがあります。そのため、渓流エリアの散策に丸一日を使うということはできなかったので、午前中に奥入瀬渓流の見どころを効率よく回って観光しました。今回の旅では、星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルに宿泊しました。もし、このエリアに訪れるならこのホテルに泊まることをお勧めします。理由は後述です。
事前準備
奥入瀬渓流を効率よく、かつ、楽しく散策するためには事前準備が必要です。
奥入瀬渓流の歴史を学ぶ
奥入瀬渓流がどのようにしてできたか、地形の由来など、奥入瀬渓流の歴史を事前に学びましょう。歴史を知った上で散策した方が絶対に楽しいです。奥入瀬エリアにある奥入瀬渓流館というところで、ネイチャーガイドの方から、無料で説明してもらえます。
こちらの記事にその内容を記載しているので、ご覧ください。
ルーペ
奥入瀬渓流を歩いていると、至る所に苔が生えています。この苔を観察するのも奥入瀬渓流散策の醍醐味の1つです。もし、宿泊先が星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルであれば、ホテルの部屋にルーペが置いてあり、無料で利用可能です。※置いてあったルーペは、奥入瀬渓流館で売ってる3,000円くらいのものでした!
自宅から持って行ってもいいですね。
車
奥入瀬渓流は全長14.5kmあると言われています。名所を巡るのに車は必須です。現地で自転車を借りるという手もありますが、私たちはいろいろと検討した結果、“歩き”と”車”が最も効率的と考えました。
奥入瀬渓流を分割して考える
まず、奥入瀬渓流は14kmありますが、等間隔に見どころが分かれているわけではありません。こちらのマップをご覧ください。これは星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルが提供している地図です。ぱっと見るとたくさんのポイントがあるように見えますが、ここでは2つのポイントに注意して見てください。
バスが停まるのは「三乱の流れ」~「雲井の滝」の区間のみ
星野リゾートに宿泊している顧客が利用できる無料のシャトルバスです。この区間でしか降車ポイントがありません。旅に行く前は「なんで、4か所だけなんだろ?」と思っていましたが、行ってみてわかりました。「三乱の流れ」~「雲井の滝」が歩くのにちょうどよい距離と見どころだからです。
星野リゾートホテル(奥入瀬渓流館)から「三乱の流れ」の間は、正直あまり見どころはありません。車で通るだけ十分です。
つまり、散歩するなら「三乱の流れ」~「雲井の滝」を歩くのがおすすめです。(このエリアを前半エリアと呼ぶことにします。)
この区間を歩く(滝や流れのポイントで立ち止まりながら)だけでも、1.5~2時間かかります。なので、歩くならこれくらいがベストです。
滝がたくさんあるのは十和田湖側
地図を見てもらえればわかりますが、「雲井の滝」からはしばらくスポットがありません。(車で左右を見ながら走りましたが、目立ったポイントは見えませんでした。
地図を見ての通り、十和田湖付近で多数の滝スポットを見ることができます。滝の近くには車を停めることができました。
なので、後半の滝エリアは車で訪れるのがおすすめです。前半エリアを散歩していると、「遊歩道を歩くのは正直もういいかな。」という状態になります。なので、後半は滝のポイントに焦点をあてるのがポイントです。
実際のプランをご紹介
前半エリア ~散歩~
朝食を7時から食べて、8時にはホテルを出てました。この時、車を使います。車で「石ヶ土」に向かいます。奥入瀬渓流には、大きな駐車場エリアが2つあり、前半エリアは「石ヶ土」です。ここに車を停めて(無料)、星野リゾートの無料バスを待ちます。星野リゾートのバスの時刻表はこちら。もちろん、バスの時刻に合わせて出発したので、「石ヶ土」で車を停めた後は、すぐにバスに乗り込むことができます。
その後はバスで「雲井の滝」まで行って、降車します。ここからは、「石ヶ土」方面に向かって歩きます。一番最初の「雲井の滝」で滝を間近で見ることができ、きっと圧倒されると思います。
奥入瀬渓流は遊歩道が整備されているので、この遊歩道を歩くのが本当に気持ちいいです。有名なスポットには、看板もたっています。
「石ヶ土」まで戻ってきたら、車に乗ってホテルに戻ります。この時、体力が余っていれば「三乱の流れ」まで歩いてみるのもいいかもしれません。私は「雲井の滝」~「石ヶ土」で疲れてしまったため、「三乱の流れ」は諦めました。
ちょっと休憩
別の記事にも書きましたが、ここでホテルで休憩します。私は2時間ほど昼寝しました。歩き疲れたのもあり、ここで体力を回復します。ホテルのチェックアウトまで、温泉や部屋を堪能すると良いでしょう!
後半エリア ~滝を車で観光~
ホテルチェックアウト後は、車で滝エリアを目指します。窓を開けて車を運転するのが気持ちよかったです。車を運転していると左右に滝が見えてきます。道も空いていて、ほとんど車も来なかったので、車を道路わきに寄せて、車の中から写真を撮りました。(毎回降りるのも大変なので)
後半エリアの大きな駐車場スポットは「銚子大滝」の近くです。車が複数停まっているスペースを見つけられると思います。地図を確認して、そこに車を停めましょう。車を停めたら近くを散策です。少し歩くと「銚子大滝」があります。これは絶対見に行くべきスポットです。
プチ情報
旅行前にいろんなことを調べたし、旅行中にも仕入れたプチ情報がいっぱいあるので、記載します。私は最終的に上記のプランが最も効率的でちょうどよく楽しめたと思いましたが、他に良いプランが見るかるかもしれませんね。
傾斜
奥入瀬渓流は、十和田湖側が高く、奥入瀬渓流館側が低くなっています。なので、歩くのであれば奥入瀬渓流側に向かって歩く方がちょっと楽に感じるかもしれません。(私が実際に歩いたプランです。)
しかし、ネイチャーガイドが言うには、川の流れを見る方が楽しめるので、十和田湖に向かって歩いた方がよいとのことでした。確かに、名所の看板も十和田湖に向かって歩く人向けに建てられていました。
個人的には、どっちから歩いても同じと感じましたが、より良い景色を見たい人は十和田湖に向かって歩くといいかもしれません。
自転車を借りる
奥入瀬渓流では自転車を借りることができるそうです。私達は、現地に着くまでは自転車を借りるつもりでした。天気が悪かったので自転車は断念しました。
<自転車レンタル情報>
星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルで自転車を借りれるそうです。詳細はこちら。
また、奥入瀬渓流の施設(「奥入瀬湧水館」「石ヶ戸休憩所」「JRバス子ノ口」)でも借りられるそうです。詳細はこちら。
奥入瀬渓流の施設(「奥入瀬湧水館」と「JRバス子ノ口」では、乗り捨てが可能みたいです。なので、「奥入瀬湧水館」で自転車を借りて「JRバス子ノ口」で自転車を返すことが可能。
ご利用時間が9:00~16:30なので、朝早く出発する場合は、利用できません。
<自転車のデメリット>
奥入瀬渓流を散策した分かったことですが、奥入瀬渓流は遊歩道を散歩することがポイントだと思います。自転車に乗った場合、車道を走ることになります。なので、遊歩道を歩くことはできないし、名所ごとに自転車を停める必要があります。なので、自転車で行くのであれば、車の方が良いと感じました。
<自転車を借りてやってみたかったプラン>
もし時間があったら、こんなこともやってみたかったというプランを紹介します。これは、もちろん奥入瀬渓流の遊歩道を散歩した上でのプランです。
①「JRバス子ノ口」まで、バス(後述)で行く。
②レンタル自転車を借りる。
③奥入瀬渓流を自転車で駆け抜ける(もちろん車道)。
④「奥入瀬湧水館」で自転車を返す。
前述した通り、十和田湖側の方が標高が高いので、自転車で緩やかな傾斜を下るプランです。途中で止まることもなく、自然の中を自転車で走ると気持ちいいと思います。
JRのバス
奥入瀬渓流には、星野リゾートのバス以外に、JRのバスも通っています。詳細はこちらをご覧ください。「子ノ口」~「奥入瀬渓流館」を通っているので、奥入瀬渓流の端から端までを運んでくれます。もちろん、十和田湖方面・奥入瀬渓流館方面の両方向に走っています。
1日に6本しかありません。そのため、時間の制約はあると思います。
十和田湖国立公園協会
十和田湖・奥入瀬渓流は国立公園の中にあります。協会があるそうなのですが、そのホームページを事前に見ておくとよいと思います。スケッチマップもあるので、必ず目を通しておきましょう。
まとめ
今回の記事では、奥入瀬渓流を効率よく散策する方法を記載しました。私はこのプランで奥入瀬渓流散策を満喫しました。よかったら参考にしてください。
奥入瀬・三沢の2泊3日の旅を以下に書いているので、よかったらこちらもご覧ください。
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