今回は、私の経験から家具付部屋について考察します。自分が家を買う時に、8件ほど新築マンションを見ていました。その時の情報から考察します。

出典:プライムパークス上大岡 ザ・レジデンス
新築マンション販売を見ていると、最後の数部屋を売る際に「家具付部屋」として売り出されていることがあります。モデルルームに置いてある家具がそのままもらえるということです。いいですよね。では、なぜこういった部屋が出てくるのかを考えてみます。
家具付部屋の魅力とは?
家具付部屋の魅力は、ずばり「部屋にベストマッチしたオシャレな家具が手に入る」ですね。
家具はモデルルームに置かれていたものになるので、おしゃれで部屋の色彩にもあった家具です。寝室に置かれるベッドはサイズもピッタリです。
私が実際に訪問したマンションでは、モデルルームに置いてあるものは「鑑賞用の植物」以外は全てもらえるというものもありました。家具のみならず、ディスプレーされた小物、筋トレ道具、キャリーバッグ、子ども部屋のおもちゃまで何でももらえるというものもありました。
なぜ家具付の部屋が出てくるのか?
マンションの売出は、マンションが建設中の頃から行われます。そのため、マンションとは別の場所にモデルルーム(販売所)が作られ、そこでマンションの販売が行われます。このモデルルームに部屋をイメージできるよう家具が置かれます。
マンションの建設が完了し、大方部屋が売れるとモデルルームの維持費を削減するために、モデルルームを実際のマンションの部屋に移します。売れていないマンションの1室が新しいモデルルームになります。その際、そこに家具が移動されます。
その後、残り数部屋となったタイミングで、「家具付部屋」として売り出されます。
私が訪ねた新築マンションの不動産屋に聞いたところ、「家具を別のマンションに移したり、業者に売るのにも手間や輸送費のコストがかかる。そのため、売れ残った部屋を早く売るために家具付として残すことが多い。」とのことでした。
売れ残った部屋は悪い部屋?
上記と、「家具付部屋=売れ残った部屋」となります。そうなると、「売れ残った部屋は、誰も買わない悪い部屋なんでしょ。」となりますよね。私がこれまで見てきた部屋を紹介します。
売れ残った部屋=価格設定が誤った部屋(相場より高い)
私が新築マンションを見に行った時に、「7階建ての4階で角部屋、南向き」という部屋が売れ残っていて、その部屋が家具付部屋として売り出されていました。その部屋の上下の階は埋まっています。
不動産会社は、条件が良い部屋の値段を高く設定します。お金がある人はこういった部屋を買いますが、買えない人が多いので、結果売れ残ることがあるんですよね。こういう部屋は、決して悪い部屋ではないと思います。価格設定が高くても、家具が付いてくるのであれば、お得と言えるかもしれません。
1階の部屋
1階の部屋が売れ残ることは多いです。これは、「防犯が心配」「庭付の部屋は上からものが落ちてくる」「売るときに1階は売れなそう」と考える人が多いからだと思われます。(実際に残り数部屋となっている新築マンションを見に行くと、必ず1階の部屋がありました。)
1階が売れ残りやすいと言うのは、事実であるため、最後まで売れ残っていて家具付部屋となっていることも多いと思います。「庭がある部屋がいい」と思う人にとっては、家具も付いていて良い部屋と言えますね。
本当に悪い部屋
では、本当に悪い部屋はどうなのかについても書きます。悪い部屋を「日当たりが悪い」「ゴミ捨て場が近い」「狭い」と定義します。こういった部屋は、最初から価格が低く設定されているので、売れ残ることはありません。何なら、価格が低いので需要があり、抽選で当たらないと購入できません。
私の経験上です。売出し開始直後の新築マンションのモデルルームに入った際、明らかに値段が一番安い部屋がありました。この部屋について聞いてみると、「ゴミ捨て場の近くなんです。マンションのチラシにも”3,980万円~”という記載ありますよね。あれは、この部屋を指しています。最初から”4,500万円~”と書くとお客さんが来ないので、こういう条件が悪い部屋は、他の部屋に比べて値段が安く設定されて、広告に使われるんです。この部屋は、一番最後の販売時期に抽選で当選しないと買えません。」とのことでした。
なので、本当に悪い部屋が家具付で売られることはないと思われます。
家具付部屋はどういう人向けか?
ずばり、まだ家具を買っていない人です。
当たり前ですね。もう少し細かく見ていきましょう。
普通のカップルの場合
カップルの中には、「結婚前に同棲して、結婚してから賃貸に住み、その後、マンション購入」というパターンがあると思います。おそらく、このパターンが割りと多いはずです。結婚前に同棲していなかったにしても、結婚してからまずは賃貸に住むはかなり多いパターンだと思います。
こういうカップルには家具付部屋はおすすめしません。実際に私もこのパターンでした。家具付部屋の家具はおしゃれなんですよね。そして、ベッドや食卓テーブルなど、一通りのものが揃っています。既に自分が持っている家具がほとんどです。そうなると、自分が持っている家具を捨てることになり、家具を捨てるのにお金がかかります。うまいこと無料で貰い手が見つかったり、売れればいいですが、新築マンション買って引っ越すときに、そんな余裕はありません。
家具付部屋の「家具はいりません」と言えば、不動産会社が処理してくれるみたいです。ただ、その場合は家具付部屋のメリットを享受できないです。
これから一緒に住み始めるカップル
このパターンのカップルにお勧めです。お互いが1人暮らしをしていた場合や実家に住んでいた場合は、ファミリー用の家具を持っていません。なので、家具付きの新築マンションを購入すれば、最初から家具がフルセット揃った状態で新生活をスタートできます。
ただ、同棲したことがないカップルがいきなり新築マンションを買うというのは少しはハードルが高いかもしれませんね。
海外赴任から帰ってくるカップル
海外赴任していた場合、海外から日本に大物家具を送るということは、少ないと思います。日本で新しく家具を調達するということであれば、家具付部屋はちょうどいいですね。
特に海外赴任から帰ってきたタイミングで、マンションを購入するという人いると思うので、そういった人には家具付部屋はおすすめです。
まとめ
今回は、新築マンションの家具付部屋について書きました。家具付部屋のメリットを享受できる人は限られてはいますが、それでも家具付部屋は素敵な家具がもらえるので魅力的ですね。新築マンションを探す際は、自分たちの状況と合わせて、家具付部屋を検討するのもいいですね。
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