今回の記事では、私がマンションで実施した害鳥対策とその結果を記載します。
きっかけ
新築マンションを購入し、引っ越しの4日後。リビングでテレワークをしていると、窓の外から「バサッ」という音がしました。
ハトがベランダの手すりにとまっていました。急いで、窓を開けるとハトは逃げていきましたが、手すりを見るとフンが落ちていました。これは、まずい。その週末にホームセンターに行って、害鳥対策グッズを全て買って試しました。
ベースとなる考え方
私は動物の専門家ではありませんが、2年間 害鳥対策をやってみて、気づいた考え方を記載します。
それは、自然界のナワバリです。
強い動物は、自分のナワバリに他の動物が入ってこないように、威嚇したり、木に痕を付けたります。一度、威嚇したら一生、弱い動物が自分のナワバリに入って来ないのでしょうか?そんなことはないですよね。定期的に自分のナワバリを主張することで、他の動物が入って来ないようにしています。
この定期的にがポイントです。「これをやれば、大丈夫。」という対策方法は、私は見つけることができませんでした。しかし、定期的に対策を行うことで、ほとんど害鳥は寄って来なくなりました。
ベランダ・バルコニー対策
私が対策したものを以下に記載していきます。
結論は、以下を全部やったことで、鳥が「ここは居心地が悪い」と思って来なくなったです。1つだけやれば大丈夫ということはないと思います。お金がもったいない気もしますが、先行投資と思って買いましょう!
害鳥 忌避スプレー
おすすめ度:★★★★★
最も効果があったのは、これだと思っています。ベランダの全ての手すりにスプレーをかけます。このスプレーはずっと効果が出るわけではありませんが、体感では2か月は効果があると思います。
たまにベランダで鳥のフンを見つけたときに、「スプレーしなきゃ」とスプレーする感じです。意識的に月に1回とやらなくてもOK!
固形タイプ忌避剤
おすすめ度:★★★★
スプレーよりも手間がかかります。専用の青いネットに固形タイプの忌避剤が入っているので、これに紐をつけて、ベランダの手すりの先にある鳥がとまれそうなエリアに置きます。紐は手すりに括り付けておくイメージです。雨が降ると忌避剤が溶けて、効果がでるイメージです。長持ちするのがポイントです。
キラキラテープ
おすすめ度:★★★
ないよりはあった方がいいと感じました。しかし、3つ付けたうち2つは、キラキラのテープ部分がなくなっていました。やはり、雨風で劣化はしていきますね。特に音がしないのがポイントです。
CD
おすすめ度:★★
これは買わない方がいいと思います。昔は家にCDがありましたが、今はないですよね。わざわざ、コーナンで害鳥用のCDを買いました。ベランダの手すりなどに取り付けるのですが、音がうるさいです。風が吹く度に「カタカタ」と音が鳴ります。また、雨に晒されて光を反射する部分が削ぎ落ちて、光を反射しなくなりました。見栄えもよくないし、これはお勧めしません。
近くの鉄塔・木
私の家のベランダからは、30mくらい離れたところに鉄塔があります。また、ベランダの下には木が植えられており、そこに鳥が来ます。これがやっかいです。せっかくベランダに出て、風を感じたり・植物を眺めているときに害鳥が多数周りにいたら嫌ですよね。この対策について記載します。
★必須アイテム★ 空砲
おすすめ度:★★★★★★★
これは必須アイテムです。近くの鉄塔や木にとまる害鳥向けとして紹介していますが、ベランダ・バルコニー対策としても有用です。空砲を鳴らすと、だいたいの鳥はびっくりして逃げていきます。以下に詳細を書いていきます。
カラス
カラスは警戒心が強いので、ベランダやバルコニーには近づきませんが、近くの鉄塔によくとまっていました。鳴き声がうるさいんですね。カラスについては、これまで以下の3stepで対応しました。
これはかなり効果があります。1発撃って逃げないときも2発撃てばだいたいは逃げていきます。すぐ空砲を打てるように窓の近くに箱を置いて、その中に「空砲の銃」と「予備の玉」を入れいています。
いつも、同じ窓から撃っていると、窓に近づくだけでカラスが逃げていくようになりました。カラスは「窓に人が現れると、大きな音がなる。」と学習したんだと思います。
STEP1の空砲を鳴らしても逃げないカラスが出始めた時がありました。鉄塔の上の方にとまっていると、空砲の威力も弱まるのか、何発打っても逃げませんでした。
その際、音楽のスピーカーの音量を最大にして、Youtubeからカラス対策の動画を流していました。音楽のスピーカーで大音量が出せるものは重いので、小型のものを用意しました。iPhoneのブルートゥース接続利用です。
上記のSTEP1と2でも逃げない場合は、空砲を持ってベランダに出ます。鉄塔にいるカラスに向かって空砲の銃を向けます。歩いて近づきながら何発も空砲を打ちました。さすがに、カラスも自分の方に銃を向けて大きな音を出して近づいてくる人間を見て逃げていきました。
<最近では>
上記を繰り返していたので、カラスはほとんど来ません。ベランダ・バルコニーには近づくことはないです。たまーに、鉄塔にカラスがとまりますが、空砲のみで逃げていきます。スピーカーでカラスの鳴き声を流すことはありません。
ムクドリ
まずは、こちらの動画をご覧ください。私が利用する駅の前もこんな感じです。1匹だと小さくて見た感じは怖くないですが、鳴き声が大きいです。そして、大量の集まるので騒音です。妻と駅前を歩いてる際「駅前には申し訳ないが、ここにいてくれて助かる。うちのマンションに来たら本当に困る」と話していました。
そんなある日、「最近、よく鳥の鳴き声が聞こえるよね。」と家で妻と話していたところ、我が家のべランダの下にある木に多数のムクドリがとまっていました。台風が来る前はいなかったので、ここ1週間くらいで住み着き始めたと言うことがわかりました。
カラス同様に、近くいることに気づいたら、空砲を撃ちます。大体逃げていきます。ムクドリはグループで行動しているようで、リーダーのムクドリが危ないと思って、飛び去って行くと他のムクドリも一緒に逃げていくイメージです。
体感ですが、カラスよりもムクドリの方が度胸があって、なかなか逃げていかない印象があります。特に、1匹や2匹で行動しているムクドリは空砲を数発撃っても逃げないことがありました。
ムクドリが現れるようになって、空砲を撃っても、その10分後にはまたムクドリの声が聞こえると言うことが何度もありました。途中、「空砲を撃った時だけ逃げて行って、またすぐに戻ってきているのか。そうなると手の施しようがない。」と途方に暮れた時期もありましたが、実はそうではありませんでした。
※以下、私の経験から語る内容であり、学術的な根拠はありません。
上の図の通り、(おそらくですが)ムクドリは数羽で1つのグループになっており、複数のグループが飛び回っています。なので、1度空砲を撃って逃げた後に現れるムクドリは別のグループだと思います。なので、ひたすら空砲を撃ち続けて全てのグループのムクドリに「ここは危ない。」と思わせましょう。私の体験ですが、3日間、朝から夕方まで、こまめに空砲を撃っていたら、4日目からムクドリが来なくなりました。
まとめ
今回の記事では害鳥対策について紹介しました。害鳥対策に空砲は必須と言うのが当サイトの意見です。鳥が住み着く前に対策を取っていれば、きっと来なくなると思います。備えあれば憂いなし!
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