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NISA口座で外国株式を買うときの注意点
今回の記事では、外国株式をNISA口座で購入する人向けに注意すべき点をお伝えします。この記事を書いているが2023年7月ですが、制度が変わることもあるので、随時更新していきます。
二重課税に対する外国税額控除が対象外
外国株式の配当金は海外で税金を取られて、日本でも税金が取られます。これを二重課税と呼びます。以下の図のようになります。
二重課税については詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
外国株式 銘柄選び注意点!二重課税を考慮しよう!
外国株式を購入する人に向けての記事です。外国株式の銘柄を選ぶ際に気を付ける点を紹介します。 (結論)確定申告をするかどうか いきなり、確定申告の話になりますが、…
確定申告で外国税額控除を行うと、二重で取られた税金が戻ってきて、以下のように国内でのみ課税された金額となります。
じゃあ、NISAの場合はどうなるのか?
下図のように、「NISAの非課税」と「外国税額控除」を利用することで税金0になると思いがちですが、そうではありません。
以下のように、国内の税金部分のみが免除になります。外国で支払う税金に対して、「外国税額控除」を利用することができません。以下の図だと、NISA口座で外国株式の配当$500を得たときは、外国で税金を$50支払い、手元には$450残ることになります。
(証券会社により異なるが)売買手数料がかかる
国内の株式や投資信託を売買する際の手数料について、NISA口座の場合は無料であることが多いです。(証券会社により異なる)
そうすると、NISA口座では売買手数料はかからないというイメージを持ちがちです。
しかし、NISA口座であっても外国株式の売買手数料はかかるようです。すべての証券会社で同じかはわかりませんが、SBI証券では以下のようです。
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